時代劇のテレビドラマで戦国時代を舞台にしたドラマでは、
必ず戦国武将のぼりがセットとして用いられ、
それが武将の象徴として活用されています。
そして戦国武将のぼりでかかせないのは家紋の存在で、
日本では源平の時代より一族郎党の象徴的な存在として
使われています。
家紋をのぼりに描くことで旗指物にしており、その家紋自体は
日本固有の文化とも言われる存在で多種多様に存在し、
数にすれば241種、5116紋以上の家紋を見ることができます。
そのうち戦国武将が用いたのは日本に存在した
戦国大名の数だけとなりますので、数十から
数百種類といわれていますが、それを描くことは
戦国武将のぼり旗を作成する上での重要なポイントとなります。
戦国武将のぼりは、かつては合戦などでも用いられた
旗指物で、敵や味方に存在を意味づけるための物として
用いられた経緯があります。
もっともその用途は軍団の象徴や味方を鼓舞するために
用いたり、敵兵に脅威を与えるために用いられたりしています。
従って遠くからでも人々に認識できる様にすることで、
作成する上で家紋と共に重要なポイントとしては色合いとなります。
そのため戦国武将のぼりは史実の様に作成していけば
目立つ色合いになっていることも多く、先人たちの知恵が
そのままのぼり旗に反映されていたりします。
史実通りに作成しない場合でも、原則として赤や黄色、
青は目立つ色となり、黒字の生地に金色や白抜きなどの方法も
比較的に目立つ色合いになります。